つれづれに書いてみました....能登の朝市
ナチュラルフードクッキング教室
石川県能登半島の朝市を思い出しました。
10月の能登の朝は寒かったのを覚えています。
「姉さん、これ買うていかんか」
道ばたに並んで、新鮮な野菜や魚貝類などを前にして、
頭に手拭いを巻いた女性たちが、朝早くから商売に精を出していました。
8時頃には歩いている買い物客が列をなして集まって来るので、
おばあちゃんの潔い声が、あちらこちらで飛び交っているのが聞こえます。
能登の朝市は、200店舗ほどの露店が連なっているのですから、
値段交渉の掛け合いが自然と耳に入ってきます。
「どこから来たんべ」
「神戸からです」
「行ったことなかんべ」
「神戸さ、都会に用はなかったなぁ」とにんまり顔のお一人さん...
二人で露店を出していた老女二人が、交互に話しかけてくれました。
「おばあちゃん達は、もしかして兄弟ですか」
「ん....似とるか」
「似てます」
「ようわかるなぁ、隣にいるのがわしの姉」
「隣に住んどるから、一緒に商売しとるわ」
二人の笑顔皺が、能登の朝市で生きてきた逞しさを表わすシンボルのようで素敵でした。
能登の朝を思い出して....
シンプルに「ニンジンご飯」 & 「野菜寿司」
https://www.facebook.com/kimiko.fujimura.376
*毎週月水木金10時~14時(須磨名谷教室)